月刊!スピリッツ_2020年9月27日発売号の感想

月刊!スピリッツ_2020年9月27日発売号

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読み始めた頃と雑誌の雰囲気がけっこう変わってきた気がする。以前の「重版出来!」で、編集長は雑誌の裏に「編集人」として名前が載ってる人だっていうことを知ったけど、「発行人」はどういう立ち位置の人なんだろ。前回までと「発行人」の人が変わっていた。雰囲気変わったのと関係あるのかな。

映像研には手を出すな!

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あれ?しばらく休載なんじゃなかったっけ?載ってるの?なんか特集号みたいな別の雑誌?って買う前に何度か見てしまったわ。ちゃんと最新話が載っていた。映画は今もやってるんだっけ。予告だけチラ見したけど、生徒会長とか雰囲気ぴったりの人が出ていたし楽しそう。でもなんかフィーバーが起きてしまうと、盛り上がりについていけなくなって距離が出てきた感じがする。好きでもアニメや実写まで追うのは面倒くさいので見ないけど、そこまで見ないと好きって言いにくい気がしてね。この世の中も、映像研と言えばアニメや実写をご覧の皆様向けになってしまっているし。

今度は声優さん役が参加してくるのね。中学生なんだ。顔つきが魅力的だけど、なんかエピソードが作られ過ぎな感じもする。こういうのも、アニメとかから来た人を掴むために設定を盛っていたりするのかな。

栄一

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途中で会った人は江戸で会っていた人だっけ?こんな感じだったかな、って思ったら、こっちは紙面には初めて(?)で、最後に出てきた殿様が会っていた人だった。渋沢栄一って一橋慶喜と関係あったのね。全然知らなかったわ。新撰組は幕府側なんだっけ。今のところ話が飛びすぎていて、ちょうどよく都合のいい人に会いすぎで先を急いでいる感じがする。渋沢栄一はわりと長生きのイメージだけど、どの辺の時代が中心に描かれるんだろうね。時代ものは、街中の様子とかで、その時代の人たちが見たかもしれない景色が見えてくるのが面白いね。今はご当地の英雄的な扱いの新撰組も、当時に立場が違う人から見たら、こんな風にチンピラめいて見えていたのかもしれないなって。

重版出来!

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アユちゃんは中田さんのところはそれほどキモく思ってはいないのね。でも中田さんミソジニストだから私は信用していないわ。栗山さんがちゃんとコントロールしていてほしい…。ストーカーは中田さんではなくて、別口でいるってことかしら。

黒沢さんが編集者として成長しているみたいで頼もしい!中田さんの担当にもなれるのかな。

高畑さんのわかちゃんってどういう人だっけ。前に出ていた?派手な元カノしか覚えていなかったわ。話が進んだら思い出すかな。

ふぉゆ漫

前回の「こっし〜」という人がリーダーなんだと思っていたら、今回の辰巳雄大さんって人が「司令塔」って書いてあった。他の2人にも順次フォーカスされていくのかしら。もう紹介は終わっている?テレビは見ていないので、取り上げられている話題はさっぱりわからなかった。ファンならたくさん彼らのことがわかって嬉しい企画なのかもしれない。でもこの企画でファンにさせようって感じでもないし、どんな意図で続けているんだろうね。

呪いと性春

読切は鬱屈した学校生活をセックス絡みで描くのが多いね。私は登場人物の彼らの親世代くらいの年だけど、ターゲット読者層ってどの辺なのかしら。10代後半なりの性的な事柄への関心とそれぞれの歪んだ現れ方がキリキリする感じで面白いけど、制服少女にエロを被せるのってもう既に行き過ぎなまでに世に広く行われているので、私はそれによる問題の方が今は気になっている。とりあえず裏切りのお知らせからの後半はどうなるんだろうね。

僕はお肉じゃない

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毎回運動量が多くて面白いね。猛獣まめ知識も増える気がする。今回の人も可愛くて面白かったけど、次回は謎めいているあの絵描きさんが出るみたいでそれも楽しみ。

処方箋上のアリア

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バイアグラです」が唐突過ぎて、何で?って思った。薬局で雇ってほしい人が薬剤師さんに出の怪しい薬を持ってくる意味あるの?それくらいに後先考えないタイプってこと?付き合い大変そうね…。まあ偽バイアグラを受け取る流れが必要だったのは先でわかるけど。

業者さん夫婦の関係がいまいち読み取りきれなかった。死なせたい意図があったってこと?子供を持ちたいから死なせたいに移行する過程がシームレス過ぎて戸惑う。なのに旅行に行くというワードから奥さんの殺意まで読み取る麻生さんの眼力の根拠がよくわからなかったし、奥さんも併用不可って書いてある注意書から、救急車で運ばれた先で使う薬品まで先読みして動く辺りが只者ではない感じ。とりあえずEDで悩む人もためらわず相談していこうねってメッセージは受け取ったわ。

公園の通行人に「グッバイ、ノーベル!」のナヲキとすずがいた。連載終わった漫画のキャラクターと再会できると嬉しいね。作者さんのつながりがあるのかしら。

なおりはしないが、ましになる

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大人は自分で工夫も見つけられるから良いね。なんかかえって大変そうなのが多かった。やれって言われても無理だわ。スマホを封印して人に預ける手間をかけるくらいなら、適当な時間に自分で切り上げて止めた方がマシって思うけど、まあそれぞれなのかな。

へんなものみっけ!

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縄文人の話だったけど、この前の縄文研究者とは別のところの人なのかな。前に出ていた人が猿田彦先生なんだっけ。その時にこの助手さんもいたのかな。私も覚えてなかった。存在感が薄井さん的な立ち位置なのかな。でも積んでいた雑誌のバックナンバーを掘り返して読んでみたけどいなかったわ。漫画の話の外で会っていたみたい。先が見えない会社員から転職して好きな仕事が出来るようになるって羨ましいね。工事現場から人骨が出たって話はニュースでも見る。骨って、砕けなければ長持ちするものなのかな。新石器時代縄文時代ってどれくらい離れてるんだろ。次回は新石器時代人のひみつに近づけるみたいで楽しみ。

古事記中辛

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月読様って見ると孔雀王を思い出す。天照と同じような古事記の登場人物だって知らなかった。先月から同時に始まった新連載でも月読って言ってなかったっけ。同じ人がモチーフになっているのかな。

孔雀王に比べて神界が現代ナイズされ過ぎていて神様感が物足りないけど、ママの部屋の謎は神秘的ね。掘り出して出てきた子もヒルコなのかと思ったら下界の子だったのね。登場人物それぞれの役割と思惑がまだよくわからない。

夫を噛む

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第二部来た!って思ったら特別編の読切回?結月さん夫婦がまた読めてよかった。そういえば他はみんな離婚したんだっけ…。連載されてた当時とは載っている作品も変わってきているので、今の作品群の中では、ちとセックスものはおなかいっぱいの気もする。

月の子供は夜踊る

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こっちの「月読」は神様の方じゃなくて性別を無くした人を指すのね。性を奪われるってどういう状態なんだろうね。誰が何のために学校に集めているのかもよくわからないけど、やまとさんが元気に出てきたようなので、やまとさん視点でわかってくるようになるかしら。

こころのナース夜野さん

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ついに漫画の世界にもコロナが。病院の人は直接コロナ患者に接するのでなくても大変だよね…。生活が否応なしに変わって、私も今までやってきたことをいろいろ変えたくなったな。状況がそれぞれだから、コロナの影響の出方もみんな違う感じになるのね。自粛でステイホームだった時の外の世界の様子の一端がわかる感じで面白かった。

宇宙めし!

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「飛行機で宇宙食」のプロジェクトもいろいろな関係者が前向きに協力して成功したみたいでよかった。でも相変わらず仕事の面白そうな部分はサラリと流される感じ。CA長みたいな人が企画に面白さを感じて上の決裁を取ってくる辺りの立ち回りとかが見たいんだけど。宇宙飛行士さんが急に割り振られた役割を咀嚼して解説映像に取り組むところとか。でもいろいろなキャンペーンの裏側の動きが見えてくる感じで面白かった。次は新展開みたいだけど、どんなことするんだろうね。

きまじめ姫と文房具王子

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私が一時期はまっていた本も「もんきりあそび」って書いてあった!西洋にも昔からあるのね。ステンドグラスも切り絵っぽいものね。占いも、占者の認識の範囲にある結論しか出ないものだって辺りが面白かった。

大槻さんも完全に退場したわけじゃなかった。お元気そうで何より。

かの子先生って今まで基本的に聞き役で、あまり仕事関係で場を引張る描写が無かったから、何か積極的にやりたいことがある人だってイメージなかったわ。どんな辺りが専門なんだろう。最後、連絡が取れなくなったのはどっち?蜂屋先生の方?

プラネットガール

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今回は今まで別々の場で話が積み上がっていた人たちが出会って知らない人に新たな反応を見せるのと、ずっと謎になっていた存在や経緯が一度に明らかになるのとで情報量が多い。一回では読み取り切れない。えーと、ソラちゃんと研究所の少年はどっちも出自は惑星ナズルにあった水で、その水が培養液みたいなもので、地球人の細胞のカケラからその人のクローンになれるみたいなこと?で、その時点までのクローン元の記憶や認識と、出来上がってから以降の本人の記憶が積み上がるってことかしら。夢のSTAP細胞みたいな感じかね。マッドサイエンティストは振り幅が大きい。どこまで本気で言ってるのかしら。ソラちゃんは発見時に水に浸かっていたっけ?そうだとするとその時のがナズルの水ってこと?その水をどうしたとかいう話あったっけ。そうでなかったら、水からソラちゃんになったいきさつがまだよくわからないわ。

あと砂鉄が噛まれたのくだりから後がまだいまいちわからない。ナズルの水から出来た生き物が地球人に接触したらゾンビみたいにナズル成分が増殖するかもってことを心配していて、それの裏付けってこと?噛まれて平気でした、が何か根拠になり得るもの?だって特段描写されていないけど、排泄とか普通にしてきてるんでしょ?ナズル成分が地球のものに干渉したかどうかなら、もうとっくにしてるんじゃないの、って気がする。あと「探査」って何だっけ。「ナズルの水の不都合な特性を失わせる処置をしに行く」ってそこまで研究が進んでいるならあと何が謎なんだろ、って思う。で、その「処置」を、先に現地に行ってやめさせようってこと?登場人物同士でのものごとの了解が早すぎて、何がするべきことなのかがいまいちわからない。とりあえず砂鉄が作っていた宇宙船でソラちゃんと一緒にナズルに行くって話になったのかしら。そんな手作りヨットで太平洋横断みたいなノリで行けるもの?この世界での宇宙との近さもまだちょっとわからないね。

水街心中

またセックスかよもういいよ、って気がしてくるけど、雑誌全体で見ての印象なので、一本の作品にその思いをぶつけるのは不当かもしれない。戸越が水没した世界なんだ。こうして全人類が滅亡する寸前のドラマか…「ひとめあなたに」とか思い出すね、とか思ったら、男は持病か何かで死ぬのであって、大災害は起きるけど社会は生きてるのね。生き残った側は若干の希望と一緒に前に進むって話だった。絶望した若い女がセックスで目を開かされて、腹に残された、行きずりの男との間の子を慈しんで終わるって、女目線ゼロで男ドリーム特盛りだから、まあ私が読んでも迷惑なファンタジーだなって思うだけだけど、男性読書が読んだら面白いのかもねって思った。断絶があるね。断絶がない話が読みたい。

氷上のネリネ

スケートの話。この主人公と似たような名前の有名な人がいるよね。そんなに詳しくないけど。テレビとかでも美しく滑る場しか見ることは無いけど、その場に出るまでにはこんな風に焦ったりままならなかったり、思うようにはならないこともたくさんあるのかもしれないね。極めた人がその場で感じる高揚感の描写が面白かった。ネリネって花の名前?タイトルにも美しさがあるね。

阿吽

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最澄たちって東北に向かっていたの?何となく西の方に行ってるイメージだった。京都から山口に向かうみたいな感じで前回まで読んでいたわ。じゃ前回の荒れた屋敷ってどの辺にあったんだろう。岡山辺りの感じで捉えていたけど、今回でアテルイのいた辺りまで進んだんだとすると、前回でも宮城か福島辺りまでは行っていたのかもしれない。

徳一って誰だっけ。前に出ていた?最澄は結局何で急に旅立ったんだっけ。この先でわかる?

1〜3巻もこの前読んでみたけど、この漫画の中では、女はかなり無力なものって位置付けられているように思った。それは考証した結果この時代はそうだったのか、現代の感覚が入り込んできてそう描かれているのかどっちなんだろうなって思った。まあ昔から今に至るまでずっとそうってところなのかな。