風の谷のナウシカ

いまだトトロと魔女宅は通しで見たことないけど、ナウシカは子供の頃にテレビで見たりレンタルビデオで見たりしたのでストーリーは通しで知ってる。でも最後に見たのが数十年前だし、映画館でも一度見て見たいなと思って見に行ってきた。ラピュタがすごく面白かったし。

映画館で座るとき、前後左右に人がいるのが嫌なのでいつも不人気な席を選んで座っていて見づらいんだけど、コロナ対策ですでに販売座席が1つ空けになっている上にそもそも人が少ないので、わりと見やすい席で見れた。

序盤の辺りはナウシカってお尻丸出しっぽく見えるし、全方位に愛想を振りまいて誰からも愛されるけど出過ぎた真似はしない感じで、うわこんな感じだったっけ...キツ...しずちゃんみたい...って思ってわりと見るのが苦痛だったんだけど、トルメキア軍がやってきた辺りで狂戦士と化した後にバンバン指揮をとるリーダーになってきて素敵に見えるようになった。ズボンも穿いたし。

腐海用マスクに付いている横の羽って何か意味があるって以前にTwitterで見た気がしたけど、どういうために付いているんだっけ。あの羽が無いと息が苦しくなったりするものなの?

巨神兵ってそういえばこっちにも出ていたんだっけ。ラピュタの世界と何かつながりある設定なのかしら。子供の頃に見ていた時は、出てきた人物の誰がどうなって誰と繋がりがあったのかよく読み取れていなかったしストーリーも今となってはかなり忘れてしまっていたけど、積荷を燃やしての女の子はあれで死んでしまっていて、アスベルの身内の子だったってことね。「積荷」が指していたのが巨神兵だったんだ。ナウシカは看取りまでして若いのに立派な人だわ。

村の発展度合いと工業レベルが合ってないなって思ったけど、原作ではそれらしい説明になるような背景はあるのかしら。常に茶色っぽい風の谷の景色の中でナウシカの研究室の清涼な色合いが印象的。

青き衣で金色の野に降りる伝説の人は、タペストリーの絵柄ではわざわざヒゲとかついていてナウシカとは容易に紐付かないように描かれていたのね。初めて気が付いた。

ラピュタがこの次に公開されたものだとすると、この頃は壮大な世界観で派手な飛行戦とかやるのが次々出ていたのね。日本での日常生活を追う感じになっていったのは何でなんだろって思った。