月刊!スピリッツ_2020年3月27日発売号の感想

月刊!スピリッツ_2020年3月27日発売号

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映像研のメディアミックスに力が入っているけど肝心の映像研が載っていないのは寂しいわ。まあお忙しいだろうから。落ち着いてからでもいいんだけど。図書カード当たったしね!モーニングツー時代に比べてアンケの商品が当たりやすい。読んでいる人が少ないからかもしれない。


阿吽

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いつもは雑誌の最後が阿吽だけど今回は巻頭だった。今回は過去分のおさらいも付いてきていて大変お得だわ。チャートやってみたら泰範タイプだった...。そのチャートの説明文で見たけど泰範は空海の弟子として名前が残るのね。全然知らなかった。最澄空海も二人とも唐に行っていたのね。読み始めたのってその後くらいからだったんだ。一時的に3巻まで無料公開されていたの読みそびれたわ。コロナが収まったら漫画喫茶でまとめ読みしたい。

猫殴り

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過去作の「鬼」も読んだわ。絶望感の切り出しが容赦ない作風と見ました。昔、似たような作風の人をTwitterでフォローしていたんだけど、いろいろ苦しんでいられた末にアカウント消されてしまっていて、あの方どうしているんだろうなって時々思ってる。私が時々いいねを押す応援なんて何もならなかった。作者さんは若い方みたいなので、そういう絶望界に巻き取られないといいなって思う。それはそれとして今回も理不尽と絶望と怒りが渦巻く世界で面白かった。

へんなものみっけ!

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子供が無謀な冒険をして鼻柱を折られる展開つら。もっと自信満々のまま大きくなっていってほしいなって思うわ。いや読者層が大人だから、危険を啓蒙する必要があるのもわかるけど。私も転校が多い子供だったから少年の切なさに共感するところがあるわ。そうは言っても数年経つと忘れるけどね。野生のイノシシとか狼とか自然豊かな森だね。広い世界でノビノビ楽しむ子供たちが良かった。

日めくり漫言

以前の「平熱イマジン」の作者さんの新作なのね。今回のはどれも面白かった。最初の蟹の話が特に面白かったな。フンワリした願望が不意に実現したとしても、イメージしていた通りにはなかなかならないものねって。

重版出来!

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いろいろな関係の間に亀裂が入ってきていて息苦しいわ~。面白いけど!職場のパワハラも人に話してスッキリすることってあるのかな。心置きなく話せる人が多いの良いね。人事部にパワハラ報告が上がってきたって誰からだろうね。中田さんキモい。アユちゃんに加害しないでよね...。


こころのナース夜野さん

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「トラウマ専門」みたいな分野があるのね。性暴力について正面から問題にして取り上げた話ってあまり見たことが無かったからパイオニア感があって良かった。ここ数話は個人的に当事者度が高い内容でそれに関してはいろいろ現実との齟齬が気になっていたから、今回の話も当事者度が高い人が見たら複雑な思いがあるかもしれない。私はこの件に関してはそれほど当事者ではなくて夜野さんの立場の方に近いけど、本来は痴漢に遭うのだってあってはならないことだしね。フラワーデモとかに連帯して、性暴力を受ける人がいない世界を目指していきたいなって思った。


ウサゴギ

映像研?にしては絵がちょっと違うような?と思ったら作者さんの昔の読切だって。出てくる人たちに若干映像研の人たちの面影がある。昔の作品から台詞にパースかかっていたのね。途中から下絵だけのガンドレス状態になる。話も面白くなりかけたようなよくわからないようなというところで切れてしまった。大成するとこういうのもアリになるのね。今回何で映像研は無かったのかしら。アニメや映画化で忙しいから?再開を待ってる。

どんちゃん

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晩秋頃の話なのね。絵本みたいで面白かった♪表紙に毎回うどんちゃんが出ているのね。ほんとだ。かわいい!

宇宙めし!

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自分は中年会社員なので、「変わる必要があるから」で組織を立ち上げるビジョンと行動力を持った菊原さんの動向が気になる。私は自分の仕事では、昨年度わりと失敗したからね...。成功するストーリーを仕入れたいわ。看板が大きいところの若者と自営業者のギャップが、日本中どこでもありそうなすれ違いで面白かった。

なおりはしないが、ましになる

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一日の行動をスケジュール化して予定立てて行動するって私は全然出来ないことだわ。始めたら飽きるまでやりたいし、次に何するかなんて決めたくないな。そういうものではないの?発達障害傾向がある人は予定立てた方が良いの?いまいち理解が届かないな。予定立てて行動するのが向くのは私よりずっと几帳面側に寄った人かと思ってた。私から見てもやるべきものごとが一切進まないように思える人が、立てた予定を守るなんてそもそも無理だろ、って、身内については最初からあきらめていたけど...。コンサータは有名な薬だね。大人が自分の意志で飲むかやめるか決めるのは良いように思うわ。アメリカではエリートがよりパフォーマンスを上げるために使うってweb記事を読んだことある。どこまで本当か知らないけど。

カニアラズ

bigcomicbros.net痛くて怖くて正視できない...。一対一で煮詰まった感じで何なら共倒れになりかねないところで、鉄路が圧倒的暴力で入ってくる局面かと思ったら、意外な人物が登場したわ。かっこいい!どうやって場所とか見つけたのかしら。

ヴィーヴル洋裁店

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パミヤ様って下々の前ではお作法とかどうでもよくなってしまう人なの?冒頭で強烈な選民意識を受け取ってしまったから、その後の親しみやすそうな感じも今一つ用心深く見てしまう感じ。ななしの魔法使いとの関係も気になるしね...。キヌヨが髪を下したところがかわいい。

バッドファーザー

殺し屋の娘の援交を心配する父親という、コトの軽重の感覚が揺らぐ感じが面白かった。でもそういう意外なところから生まれる絆が表されるときに、悪事でそれがなされるっていうのが、なんかもう飽きたなって気もする。善いこと正しいことを正面から行う話もたまには見たいんだよね。

笑うユキリスム

揺れ動く少年とエキセントリックな少女の話が面白かった。学校ってこういう意外な出会いが生み出されていく場になるところが面白いよね。

羽音色

今月の読切はアート寄りだわ。絵に勢いがあって、出てくる人たちもそれぞれに魅力的で良かった。
でもひとつ前の「笑うユキリスム」と続けて読むと、また死の宣告を受けた芸術家の話なんだ、って見える。何で同じようなのばかり並べて掲載するのかな。