政治参加

フェスのワークショップの「あなたが政治に参加し始めたのはどういうきっかけから?」という話も、棚卸しておかないといざというときに何も喋れないだろうから自分のこと書いておく。確かに投票にはずっと行っていたけど、特定政党の支持というのは全然無くて、まあとりあえず自民党に、という感じでずっときていたのに、考えが変わって今こうなっているのよね。

twitterを始める前は、webの新聞サイトとかでニュースを見ていて、政治家の不正についての話とか何らかの社会問題とか、ニュースで取り上げられなくなると、まあ私が知らないうちに何らか説明がついて片付いたんだろう、ぐらいに思っていたんだけど、実際その問題を専門に追っている人をtwitterでフォローしたりしてみると、全然片付いていないままに報道されなくなってるだけなんだ、って思うようになってきて。

それと同時に普段の仕事でも政治力を働かせる動きとかをしないとならないことが年を取るにつれて増えてきたのもあって、国で行われていることもこういうことなんだ、って身近な例で想像つくようになってきて。そうすると、力を持っている側が不公正にやろうと思えばやりたい放題にできるメカニズムとか、それまでなんとなくうまくいってるんだろうと自分が思っていたように、報道のやり方次第で実質何も知らせずに決まったことだけ手順として伝えれば済むこととか、いろいろ、こういうことなんだ、って理解し始めた感じ。

そうすると仕事の場ではやりたいことを実現するために予算を取って利害関係者を説得してご理解を頂いた上で行使、ていうのは自分がやるわけだけど、この仕事をする人を代理で送り込むのが国会の場で、そもそもの優先度の考え方が違う人を出してしまうと、やりたい分野の予算を取ってくることも出来ないんだ、というのも身をもって理解してきて。

そしてtwitterで実際に自民党の国会議員さんがどういうことを言っているかというのもそのまま流れてくるようになって、これは到底支持できないわ、って思うようになってきた。




これはどう見てもおじさんたちが座敷に集まって天下国家を語ってる系の世界観に住んでるでしょ。その間女は台所で下働きさせられている系の。彼らにとって些事とみなした生活は存在しない扱いになるやつで、当然そっちに金は回ってこない。保育所とかね。

でも、だったらどこを支持するというのも特に無くて、労働者や女性や庶民という立場で共感できるツイートがよく流れてくるのが共産党関係の人が発信元なのが多かったので、共産党なのかなとか思うようにはなったんだけど。


それまでのフワリとした自民党支持から共産党支持に鞍替えするのは心理的ハードルがなかなか高くて、投票先自体は早々に共産党系に切り替えたものの、最初はすごい葛藤した。あと赤旗も1-2回読んだことはあるけど、もっとガチめの生活困窮者とかがターゲットのように思えて、私はそこまでの弱者ではないというのもあって、まあその辺に目を向けた組織は世の中に必要だと思うけど、私の代理として支持するかというとそれほどでもない、というのが数年続いた状態で。民主党民進党は、その共産党をやたらと毛嫌いしていて、「共闘するのに共産党はちょっと、と言った」みたいなニュース記事をよく見かけたので、どの辺がどう悪いとか言わずにイメージで嫌ってみせるのとかイヤだな、という印象も持っていて支持する感じでもなかった。

日本死ね」blogで表された、保育所不足で女性が職を失う問題を国会で追及した山尾議員のニュースとか見ていて、自分の生活範囲に近い問題を改善する方向で動いてくれるのは民進党なのかなとも思っていたんだけど。
【衆院予算委】「保育園落ちた日本死ね」ブログで激論 安倍首相「匿名である以上確かめようがない」(1/2ページ) - 産経ニュース

この回答で首相が「匿名である以上、実際起こっているか確認しようがない」って言ったというのでも、何も見えてないし見る気もないんだ、ってわかるよね。あちこちでたくさん起こってるよ!安全に赤ちゃんのお世話を任せられる環境がないから仕事の方を諦めないとならないってことが。私はたまたまそうではなかったけど、小学校でつまづいたよ。問題が見えていない人がリーダーやってるって辛い。

あと仕事ではよく法律の定めがこうなっているから、という根拠で事を進めることが多かったので、法律の定めって大事なのね、と思うことも多かった中で、「共謀罪」法案とか、安保法案とか、高プロ含めた働き方改革法案とか、今まで出来なかったそれを出来ることにしようということは何をするつもりなのかって考えると容認できない、みたいなのがモリモリ通っていくのも見て危機感を覚えてきていて。

あと去年出てきたモリカケ問題とかも、あれどう見ても一部の人に不当な利益を与えるために融通したもので、一部の人って首相の個人的な知り合いとかで、要するに権力者のメンツを立てるために周辺が気を利かせて優遇したという、仕事していてもよく見かけるアレで、私企業ならまあ勝手にやってての範疇かもしれないけど(上場企業とかだったらコンプライアンス的にあり得ないけど)、税金でやられたら主権者が引導を渡すべき内容なんだから放置していてはいけない、ってのは4月くらいの国会前抗議行動に出たときに長々書いたことだけど。いまだに地位に留まり続けているんだから、庶民はナメられているのよ。

去年の10月の解散総選挙って、そういう個人的な知り合いに優遇した話の追及を避けるためにイベント打ち出したみたいな、どこまで税金を私物化するのかみたいな感じで受け止めたので、批判勢力に期待していたけど、希望の党が出てきて民進党が分裂してみたいな感じで、なんかまとまりそうもない雰囲気が出ていたところで立憲民主党が立ち上がったという流れを見ていて。「共産党はちょっと」とか言っていたような人たちがきれいに切り離された感じもあったので、ここなら支持できるかなって。

この辺の気持ちはこちらの方が書いてる話と全く同じ感じ。わかるわー。
>「私は傷ついていた〜Twitterの世界での立憲民主党体験〜」
https://note.mu/misatowl/n/n1f510aba6f3c

そのまま立憲民主党twitterアカウントもフォローして、パートナーズ制度を知ったので登録したという流れで政治に参加するようになった。長いわー。話す機会があったらこれを10秒とかにまとめて語れるようになっておかないとならない。これだから無口になるのよね。