月刊!スピリッツ_2019年9月27日発売号の感想

月刊!スピリッツ_2019年9月27日発売号

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見出しと目次を使うことを覚えたので書き方を変えてみる。もともとダイアリーからインポートしたときに1見出しが1記事になってしまってそれを引き継いでいたけど、まあ一つ一つ投稿するの面倒だったよね。といっても一つ一つ見出しをつけていくのも結構面倒だった。ダイアリーなら冒頭に「*」を付けておくだけでよかったのに。

今月は重版出来!のカレンダーの付録付き!初めて実用的な付録が付いてきたわ。でも10月~9月ってキリが悪いわ。来年の10月にはまたカレンダー付けてくれるのかしら...ってそういえば去年は浦沢直樹絵のカレンダーが付いてきてたんだっけ。いつだったか忘れたけど、それも、何でこんなに半端な時期に?って思ったんだった。毎年10月に掛け替えられるようにはなっているのかな。

どんちゃん

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オペロンさんは来る者は拒まず去る者は追わずで徹底しているのね。ページ数少ないのに、いろんなキャラクターがそれぞれの個性がすごく分かりやすい行動をしていてすごい面白いわ~。「帯をギュッとね!」とか他の作品もきっと面白そうで読んでみたくなる。

映像研には手を出すな!

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久しぶりに設定いっぱいで読むところたくさんだった。効果音作りは根気が無くてあまりやったことないわ。すぐ、これでいんじゃない?って適当に妥協してしまって質が落ちるので、金森さんの反応が、あー、そうなる、って近い感じした。でもやっぱりドローンとブゴーンでは音が違うんだろうね。こだわる人が品質を上げるんだわ。どこまで近づけられるのかしら。鐘の音は私も「アニメの中で蘇らす」だと思っていたわ~。金森さんはスケールが大きいね。

平熱イマジン

1ページ漫画が4本。短いのも好きだけど、何の話がしたいのかわからないのは好きじゃない。「派生品」だけは面白かった。

新九郎、奔る!

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今回は盛りだくさんだわ。子供自身がバカな行動をしたせいでと思っていたところで、死んでしまったら悲しい。わかるわ。似た顔の人たちが集まって密談していても何故か今回は、誰がどういう立ち位置で物を言っているのかわかりやすかった。

応仁の乱の流れとか全然詳しくなかったけど、こうやって求心力のある人が新体制を立ち上げたりとかしていたのだったら、確かに長引くよねって思った。新九郎は荏原というところに赴任するのね。荏原ってだいぶ前に誰かそこから来たって言っていた人たちいたっけ。今回の荒川又二郎だっけ?誰かの出身が関係してくるのかしら。

重版出来!

bigcomicbros.netついに既刊本は全部読んだわ。最初に読んだ時の「アニマル☆ジャンクション」(だったっけ)がラーメン屋さんに置かれている回に追いついたんだ。あの漫画家さん女の人だったのねというのを初めて知った。私がこういう漫画の感想書きながら初めて気が付いたり思いついたりしたようないろいろなことも、本職の人たちは検討済みの上で出してきてることも多いのねって思って面白かった。もう過去のどんなエピソードが参照されても大丈夫。

今回は取次のお話が面白いわ。webって業種の商取引のあり方自体を塗り替えたりもしているのね。インターネットとビジネスっていうと、インターネットを基盤とした小売りのイメージしか持っていかなったけど、昔からの取引自体がインターネットを媒介にして変わっていくことを知れて面白かった。街の書店が消えていく代わりに小規模な本屋がスポットで出せるというのが、今まで考えたこと無かったけど未来感があって良いねって思った。

宇宙めし!

bigcomicbros.netそういえばまだからあげクン買ってないわ。今回は冷凍食品屋さんも出てきた。各店舗には冷凍で配送されているんだね。自社の部長には先に話通さない?私の知ってる範囲とは文化が違うのかしら。客先に上長と一緒に行って自社のブランドに傷がつくような商品を出す羽目になるの地獄ね。でも宇宙飛行士さんはセーフの範囲が広い人だった。

冷凍食品屋さんはワーママなのね。限られた時間で要求の多い仕事を捌くところが見れたら楽しいけど。美しくもなくテンション高くもない人が淡々と仕事するのも、現実はたいていがそうだけど漫画では逆にあまり見ないので、このままの路線でどうストーリーに入り込むことになるのかも楽しみ。

へんなものみっけ!

bigcomicbros.net縄文研究者の人たちが出てきた。うちの近所にも縄文文化センターみたいなところがあって、数回行ったことがあるわ。漫画ではおしゃれでクセが強そうな人たちが研究してる。「コンタミ」って言葉を私も知らなかったので、粘膜を取るって、「動物のお医者さん」でハナミズ取ったり猫の唾液を取ったりしていたような感じで何か研究に使いたいのかと思って、何でそんな急に?って思ったけど、人手で持ってきたものだから取る必要があるものだったのね。面白いわ。DNA分析結果のネックレスって何だろう?書面ではなくて、何か立体物として結果が出てくるのかしら。

プラネットガール

bigcomicbros.net場所は茨城県日立市だったんだ。もっとなんか九州方面かと思っていたわ。何でそう思ったんだっけ。お兄さんの仕事の内容がまだよくわからなくて、おじいさんとお話しているところで、何を伏せていて何を探ろうとしているのかまださっぱりわからなかったわ。小さい子にも誠実に対応する人柄が良いね。

砂鉄-マキちゃん-直海という繋がりが今は安定しているみたい。どう変わっていくんだろうね。そういえば砂鉄くんたちのママはどうなったって話だったっけ?病死とかだっけ。ソラちゃんはロシアの民話(?)と何か関係があるみたいでどういうことなんだろう。

グッバイ、ノーベル!

bigcomicbros.net自分はごく小規模なものしかやったことないとはいえ、何かの作品を発表した後に、人がそれについてあれこれ言っているのは、知りたいような知りたくないような葛藤があって、メンタルが追い付かないからあまり目を開けないようにしたりしていたけど、高校生とはいえ大作家クラスになるとわりとフラットに感想探しに行ったりするものなのね。最後に話が急展開したわ。ナヲキストがナヲキを見れるようになったら、どうなるのかしら~。

ナイロンツイル

古着にはまるで関心が無いので、私の知らない別世界で生きている人もいるのね~という感じ。おしゃれと普通以下の違いもいまいち見分けがつかない。でも主人公二人とも目がきれいでかわいい。カラー写真の人もおしゃれね。

きまじめ姫と文房具王子

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かの子先生のお友達も大槻さんの素性は知らないんだっけ?どういう繋がりの場なんだっけ。大槻さんが裏があるのかどうかはまだわからないけど、良い関係になったらいいね。真由美ちゃんが久しぶりに出てきた!登場人物の中では私は真由美ちゃんが一番好き。また時々出てきてほしいわ。私は複数機能がついて重たいペンって好きじゃないわ。単機能で軽いペンがいい。交際したいレベルの熱は冷めたとしても、自分つながりの友達が自分抜きで話を進めるのイヤよね。わかるわ。何か収まりがつく話になるのかしら。

開口一番!

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小学生くらいの頃、落語の本が好きでいろいろ読んでいたんだよね。明るいオレンジと緑のグラデーションの本。寿限無もそれで知った。あの名前を呼ぶときに親心を込めることなんて考えもしなかったわ。古典も解釈と演技で新しい風景を描いてみせることが出来るものなのね。といっても私は知ってる話をわざわざ音声のみで聞きに行く気にはなれないな。寄席に行く客って何を楽しみに行ってるのかしら。

夫を噛む

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めぞん一刻で朱美さんが響子さんを詰めた回みたいだわ。男の人が読むとこういうシーンがどう見えるのかはわからないけど、私は自分の中にあるクヨクヨしたところとかそれに苛立つところとかの葛藤が、それぞれの人の姿で現れて戦ってケリをつけてくれる様子は結構好きだなって思った。レイさんも自分が何を求めているかに向き合ってスッキリしたのが良かった。あと2話で終わるって。今回入れてってことは次回が最終回?初回の夫婦が蓮見町の中でいろいろな人との接点を持ってきて、どういう形で終わることになるんだろうね。絵がきれいで面白かった。

カニアラズ

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今回も暴力が容赦ないわ。警察でヤクザ担当を長年やっている人はほとんどヤクザと見分けがつかないという話を時々見るけど、今回の課長さんとか事務所に出掛けて行った人とかがまさにそんな感じっぽい。同じ課の上長の悪事を正義に則って公然と糾弾できるかって、想像してみるとなかなか困難だから、花田って強いわって思った。花田三木元コンビは、今回の事件を一緒に乗り越えて関係が改善されたのかと思ったら全然違った。誰がこの表面上保たれているバランスを崩していくことになるんだろうね。

こころのナース夜野さん

bigcomicbros.net0うちの子も眠るまでの時間が怖いって言っていたから、同じ感じなのかなって思ったわ。それがリスカにつながる理路は結局よくわからない。あと訪問看護って、精神科の場合だと何をすることが看護なのかいまいちわからなかった。望ましくない行動を正すためにあれこれやってみない?って提案されるの、私も子供がらみでいろいろあったけど何の効果も無くてもうすっかりイヤになっているので、役に立ったように見えないんだよね。私はそういうの、無駄なタスク増やしてきてウザいなって思ったけど、この患者さんはそう思わないのかしらって。デイサービスで突然フレンドリーな同世代に出会うというのもなんか傍目にはファンタジーすぎると思ったけど琴音さんがどう受け止めたのかはよくわからないし、過呼吸の方が建設的っていうのもよくわからなかった。わからないこと多い。

こいつの名前は東森栗人、のちに映画監督になる男

タイトルにすごいクセがあるわ。読み切り「シャイン」の人って、あの巨人がマイノリティである社会を描いた人かな。絵からは思い出せなかった。「シャイン」も今回のも面白かった。カメラを落として撮ると落ちていくような画が撮れるとか、いろいろ工夫を重ねて1本の作品にする自主制作の楽しみが詰まっていたわ。

アイドルとストーカー

確かに見苦しい面だから本性って考え方もおかしくて、その人がどういう自分を出したいかが、完全に自分で選べて、それについてあれこれ言われることが無ければいいのにねって思った。でも結局はそうやっていろいろな面を持っていつつ世に出て成功したいという野心があると、人ウケしない面は出てこれなくなってしまうというところに哀しみがあって面白かった。男はこれだけ醜くても自分は女を品評する側という自意識が揺らがないってすごいね。守られているわ。

この作品の中での、同級生の少年少女が成長過程で直面する理不尽の質の違いが、今の社会の一面をきれいに切り出して表しているようでそれも面白かった。女には自分の持ってる一つの面が完全に潰されるくらいの圧力がかかるというのはアイドルでなくても共感できる。

廻るアマゾニア

これは以前の縁切りの神社の人?と思ったけど初登場って書いてあったから、画面の雰囲気は似ている気がしたけど(数ヵ月前の記憶なので自信なし)、別の作者さんなのかな。物理的にも精神的にも窒息しそうな状況が積み重なってきたところに、脱皮のシーンで全てが解放されるような感じがとても面白かった。あの見開きがすごく良いね。印象的な作品だわ。

阿吽

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冒頭の「ではまず灌頂を授けよう」の「では」って何?と一瞬思ったけど、これは前々回辺りの「弟子にしてください」の続きの場面なのね。最澄の方がランクが高い僧で孤独でいたところに対等の仲間を見つけたという感じなのかと思ったけど、あっさり逆転した上下関係が出来上がるんだ。新九郎とかでも時々現代語が出てくるのはスパイス的で面白いと思っていたけど、その場にいる全員が「ダイブする」「シンクロする」の用語で認識を共有していると、なんか世界観壊れる気がするわ。絵は美しいものの。そして冬嗣はまた毒殺しているみたい。何なんだろう。

今1~3話が上リンク先で公開中だった。初めて読んだわ。最澄が匂いを嗅ぐのって初回からの意味があったんだ。「真魚」は空海のことだったのね。勤操和尚はかなり序盤から出ている人だった。この前の「犀の角」も、第三話で出てきていたイメージを受けたものだったんだ。自分が読み始めたのは何話からかわからないけど、間を埋めるとますます楽しめそうで、早く埋めたい。