言の葉の庭

今年の中大のホームカミングデーの出し物で「言の葉の庭」の上映と新海誠講演会があったよ。「君の名は」は私はまだ見てない。

いつも通りの絵の綺麗さ。でも子供と一緒に映画観ていると、自分の感覚より、子供にはこれはどう見えているのかなーという方が気になる。

若手サラリーマン風の男性が出てきたと思ったら、後で15歳少年と判明した。うちの子もあと5年でこんなに複雑になるの?

主人公少年は、公園のベンチで隣に座った面識もなさそうな女の人の足を盗み見て靴の絵を描いていてキモいわー、と思ったけど、これも後に靴職人志望なんだと判明した。それでもキモいけどね。

今までなんとなく、こういうキモさは感じとっていても、何故そう感じるのかを解読するキーを持ってなくて、説明がつかないので気が付かなかったことにして処理していたけど、フェミニズムを知ってからは、女をモノとして見ている描写をキモいと処理できるようになって、ストレスがすごく少なくなった。

というわけで和製コンテンツ定番の、男キャラクター中心のストーリーを回すために配置された、役割だけの女性キャラクターにより展開される話だった。まあ絵を見るためのものと思えば、いいんだけど。話が面白ければ更にいいのにと思うよね。個人的には、感情が爆発する場面とかも大嫌いだから、最後の辺りとかほんと苦痛だった。でも最後の「ほんとは毎日行こうとしてたの」は良かった。

新宿とかの見慣れた風景が新海誠絵フィルターを通してとても美しい景色として表現されていて、何か素敵な場所に見える。舞台はどっかの大学かと思ったら新宿御苑だって。御苑行ってみたくなる。

講演会は独演ではなく川田十夢という方とのトークだった。メディアで仕事する人の話面白かったけど、子供が途中でトイレ行くというので、場所を教えついでに退室してあとは他のところ見てたので半分ぐらいしか聞いてない。