新日本フィルハーモニー交響楽団コンサート

私はとても音痴で普段全く音楽を聞かない人なんだけど、それはわりと残念なことであるとも思っていて、機会があれば音楽にもっと親しみたいと思ってる。

そんなところにこのコンサートのチケットをもらったので行ってみた。聴く耳が無い人が行くにはもったいない価格帯だけど(大人6000円超)、誰も行かなければ空席になるだけと思えば、行ってもいいかなと。(とても腰が引けてる)

楽団の人って舞台に100人以上居た。これだけの人数の人が、普段の生活を自分が担当する楽器のパートの練習に費やして、今この場で聴く音楽を生産するためだけに集合するのか〜と、普段自分が接してる世界と全然違うコスト感で動いているのがよくわかって、これは貧乏人の趣味にはなり得ないなと改めて思った。

演奏された音楽は以下のもの。

指揮:秋山和慶

ストラヴィンスキー:バレエ組曲火の鳥』(1919版)
ストラヴィンスキーバレエ音楽ペトルーシュカ
ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典

どの曲にも全ての楽器が賑やかに鳴ってる場面があって、そこがそれぞれに迫力があって好きだったけど、バイオリンがプァ〜とか鳴ってるだけの時間も多くて、そこは眠い印象。太鼓がやっぱり華やかだと思った。太鼓でいつも思い出すのはwarcraft3のオープニング映像で、荒野と槍を持ったオークの軍団と何もかも踏みつぶして進むカタパルトと、コドーに乗った太鼓叩きの絵。太鼓は戦意を高揚させる。それって何でなんだろう、というのはよく思う。音楽によって確かにいろいろ操作されてる自分は感じるんだけど、どうしてそうなるのかの仕組みがよくわからない。そこがわかると更に主体的に楽しめそうなんだけど。

私は昔はほんとに、音楽の音の要素を分解できなくて、どの音をどの楽器が鳴らしているのかというのが全然切り分けられなかったけど、子供が小さい頃にヤマハ音楽教室に少し通って、先生に音楽の知識を教わりつつ一緒にいろいろ聴いているうちに、管楽器と弦楽器、シンバルとトライアングルと太鼓の音の違いとかはわかるようになってきた。たくさん聴いて慣れるともっと楽しめるに違いないので、やっぱり時々は聴きに行けるといいかなと思った。普段にCD聴くほどではない。