ヒューゴの不思議な発明

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他の見ればよかった。タイトルとポスター絵を見て、発明少年がファンタジックなアイテムを開発して楽しむ話かと思っていたんだけど、不幸っぽい少年で楽しくなかった。あの子が何であんなにいろいろ秘密めかしているのかがよくわからなくて。孤児に厳しい社会だというのはあの愉快な警官の人の働きでよくわかったけど。時代も昔の話?50年前ぐらい?
少年本人が何も語らない分、支援者の女の子はエスパーかと思うぐらい物分かりが良くて、次の話を進めるためにちょうど必要なところに女の子が連れて行ってくれるので、可愛げがないのに恵まれているわねと思ってしまうの。

タイトルは「発明」だけどこれといって新しいアイテムは創出されなくて、発明したのはその当時より更に昔の人。今から見るとたぶん100年前ぐらいに作成された機械人形と映画のお話。機械人形が描き出すひみつがかなりガッカリ感あるものの、たくさん挿入されてる当時の映画フィルム映像がいろいろノスタルジックでその辺は楽しかった。

場所はパリなのかな?みんな英語喋っていたけどエッフェル塔らしき高い塔があった。東京タワーの周辺は高いビルだらけで搭は目立たないけど、あっちは建物の高さ制限でもあるのかな〜。通販カタログとかで断片的に見ていた欧風スタイルがトータルコーデで提示されている感がおしゃれ。ぜんまい仕掛けの搭の中も含めて、風景はどこを切っても絵になっていて、画面は見ていて楽しかった。そういえば3D作品なんだっけ。
女の子が雑踏に踏まれる辺りとか汽車が駅舎を飛び出すところとか、平面で見ていたので何でこんなクドい描写がと思ったところも、3Dで見ていればさぞかし飛び出していたのかもしれない。私は酔いやすいのであまり3Dで見る気がしないんだけど...。
初めて映画を見た人たちが汽車が迫ってくるのに逃げるのと同じ感覚をあの駅舎を飛び出す汽車で共有することが出来ていたら、もっと面白かったかしら。