故郷の岩屋.上巻

故郷の岩屋(上) エイラ 地上の旅人(11) (エイラ 地上の旅人)

故郷の岩屋(上) エイラ 地上の旅人(11) (エイラ 地上の旅人)

評論社版で読んだ訳と名前の書き方が違ってて、イザがイーザ、ヒンニーがウィニー、デュルクがダルクになってた。あと第四部の中ごろに出てきた悪の部族の名称も結構違っていて、すごい違和感ある!とぱっと見で思ったけど、読んでみると第四部より読みやすかった。エイラの一人称も「わたし」に戻ったし。
ジョンダラーの故郷は北極と赤道の中心あたりに位置するって書いてあったので、日本の北の方と同じ緯度かな。それで氷河渡ったとすると、かなり北によってから南下したのかしらと思って表紙裏の地図を見てみたけど、その地図で見ると、渡った氷河は孤島のように独立したほんの少しの面積で、これ渡る必要あったのかなとも思った。
上巻の話は故郷にきて1週間以内程度の間の話かな。初日のボリュームが大きかった。エイラの子供はいつ産まれるのかなーと思ってるけど、この分だと下巻まで産まれないかな。氏族に育てられた件はわりとあっさりクリア。でも中巻のあらすじでみると「根強い偏見が..」みたいな文章があったので、後を引くのかも。