新ブラックジャックによろしく.3巻

精神科編の辺りからなんか絵柄が変な方向に行ってる感じで、みんな目をむいて唇を突き出して汗かいてるような顔になっていてこわいなーと思っていて、モーニングからいなくなった時は、もう見なくて済んでよかった、と思っていたら旦那が単行本買ってきてた。あると読んじゃう。
新じゃない最初の頃の話は、治りたい患者さんと治したいお医者さんの間にあるどうしようもない社会の壁に対していろいろやってた感じだったから、齋藤先生は厄介な人ではあっても問題提起としては有効だった気もするけど、今の話では、個人的な知り合いに対して要求されてもいない自分の内臓を押し付けるために相手の実家にまで訪ねていくキモいだけの人になってしまっている。
皆川さんはそんなのと切れてN'sあおい的世界に踏み込んでいったみたいでよかったね、と思っていたらまだ未練があった様子。どこがいいんだ。
登場人物にはたいして感情移入してないので、いくら作中の人たちがそれぞれに一生懸命でも、人間関係だけの話だと面白くない気がする。