0610国会前大行動

今年に入ってからは、こういう呼びかけには積極的に参加しよう、って決めて行くことにしているけど、2月頃から始めて、ほぼ月1ペースで何かしらに行っている。都心なんて半年に1度行くか行かないかで引きこもって暮らしていたので、移動するだけで疲れるけど、地理にはわりと慣れてきた。


着いたら雨だった。カッパと日傘持っていたからいいけど、かばんカバーも持っていればよかった。手慣れてきたので「内閣総辞職を求めます」プラカもさっさと出して持って歩く。でも今回、プラケースの中に犬福うちわを入れていたので、これが濡れたら嫌だな、というのがずっと気になってた。これから暑くなってくるからうちわを入れておくのは必要かもしれないけど、とっておき犬福うちわではなくて、どうでもいいのを入れておけばよかった。

正門前の辺りに右翼街宣車的なのに乗った人がいてマイク大音量で参加者を罵っていた。4月の日の丸集団の人達より暴力的な感じで、あまり筋道立てて話そうという意思はなさそうだった。そういうのって結構つらい。

署名集めているという人に話しかけられたので署名もしてみた。ここ数年change.orgではお気軽に署名しているけど、路上で書くのは初めて。昔は、こういうのって何になるの?とか思ってもいたけど、結局は一般市民が声を集めて予算とか立法とかに繋げたいと思えば、署名を集めるしかないんだ、というのも最近はわかってきた。でも普段は路上の署名に参加するのはやっぱり敷居高いな...。

あとカメラマンの人が2人ほど声掛けてきて、プラカードの写真撮って行った。ネットプリントで印刷したものだけどね。自分自身ももっと写真映えするようになりたいわと思った。

雨だから人少ないのかなと思ったけど、歩道は4月の時より混雑していた気がする。憲政記念館というところの前の公園で過ごした。そこは空いてた。スピーチもいろいろ聞いたけど、それぞれの立場ごとに見える景色はやっぱり違うのねと思った。過労死遺族の会の人の話が悲しい。大きい組織に入ってがんばって仕事していると思っていたら仕事を山ほど積まれて追い込まれて亡くなってしまうなんてことは、無くしていかないとならない。なのにいくら総理大臣に、会って話を聞いてくださいって訴えても取り上げられず、反対している法律は無理矢理に通されるって酷い。

こういう集会って、どこがどういう意図で仕切っているのかとかには詳しくないから、気が付かないうちに反社会的組織みたいなのがやっているのに紛れてしまったらどうしようという気持ちもあるんだけど、とりあえず主張の内容が妥当だと思えたら参加するようにしてる。「過労死の無い社会を」とか「労働者の命を守れ」という主張は妥当だと思うわ。それにそぐわない法律が作られようとしている状況だから、反対の意は表さないとならない。黙っていてはいけない。

仕事で勤怠システムの扱い歴が長いから、日本労働弁護団の先生方が言ってる内容の正しさはよくわかるので、そこが参加するならみたいな感じもある。労働基準法は大事...。

今回は16時の終了まで居て、帰りは公園を少し見てきた。「日本水準原点」というところがあって、ここが標高の基準なのね、と初めて知った。あとすぐ近くに「電子基準点」というのもあって、ここがGPSでの高さの基準になるって。そういえばどこかに基準を置かないとならないものよね、と、当たり前のことなのに考えてなかったけど現物がここにあるって見ることが出来たのが楽しい。

あと尾崎行雄記念時計みたいな大きい時計があった。学校で習った頃は大昔の人という印象だったけど、自分が40代も後半になってくると、100年前の人って、そんな昔でもないわと思う。学校で習っていた頃なら尚更、ついこの前のことだったのね。それぞれの時代に課題があったんだなって思うわ。

あと国会図書館も近いみたいなので、一度は行ってみたいなと思って探してみたけど、日曜は休館だった。