お蕎麦屋さん

食器洗浄機に多摩大生両足、バイトテロで個人経営閉店
(中略)
小田急永山駅京王永山駅(東京都多摩市)から徒歩約15分にある有名そば店の、閉ざされたシャッターの横には、閉店の知らせが貼り出されていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000037-sph-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000000-tospoweb-ent
ご近所の話っぽいと思ったら泰尚が!旦那のお気に入りの店だったのに。
今年の夏は冷凍庫の話をよく見た気がするけど、バイトテロって言葉が出来てるのね。

でも私は、冷凍庫廃棄とか閉店とか、やりすぎだと思うんだけどな。負の連鎖という感じ。
危機管理マニュアル的には過剰なぐらいの対応が正しいのかもしれないけど。もっといろいろと許しあって共生していくユルい世界に生きていたいと思う。私はどっちかいうとそういう許しあうとかのファジーな対応が苦手な方だから、世の中の知恵に学んでいかないとと常々思っていたんだけど、最近は世の中の方がきつい気がする...。

こちらのご意見が、自分が思ってる感じとすごく合ってた。
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-2713.html

 個人的に感じることだが。『企業がコストをかけずに個人に背負わせた分が、跳ね返っている』部分があるのではないか。

 例えば、彼らはいわゆる『正社員』では無い。
 それ故に、当たり前だが会社に対する忠誠心が無い。
 会社側も、いつでも切れる労働力として見ている。
 もしかすると正社員が関わっていると思われるヤンチャもある。しかしそれは、いわゆる洗脳的体育会系のオリエンテーションをやっている会社であった。

 愛が無い。

 お互いを信用も信頼もしていない。金額でも報いてない。

 問題が起きた会社で、社員教育にコストをかけます。給与水準を上げて良い人材を確保します。みたいな話は出てこない。
 法的手段に訴えますとか言う前に反省する事は無いのだろうか。
 法的手段をちらつかせる。フランチャイズに責任を負わせ閉鎖する。
 若者に2千万円の損害賠償をしたらそりゃ人生をツブす。
 チェーンのブランドの為に、一過性の話題の為に、一人の人生ツブすことすら検討してしまう。
 それが人生をツブすほどのことか?

 徹頭徹尾、愛が無い。

 また、彼らを晒し上げたギャラリー。ネットで石を投げてる人達も、抱え込んだ不満を爆発させているように見える。
 このネットの人達も、愛が無い環境に居るのではないかと勘繰ってしまう。
 殆どの人は、ああいうヤンチャしてキャッキャウフフするような行動様式では無い。
 真面目に働いて、ストレスを溜めこんでいる。
 それゆえに、殴って良いバカを見た時に全力で袋叩きにしてしまう人が発生する。
 日頃苦しい思いをしている俺たちは、人を苦しめていい。
 そういう思いが有ると見るのは、穿ち過ぎか。

 社会全体に愛が無い。

 社員化したり、店員教育にコストをかければそれは、商品の値段に跳ね返るだろう。
 それを許容出来ない社会は、高度に相互監視を行い、ストレスフルになっていく。

 ストレスフルな環境は誰もが被害者となる。

 こういった社会のデザインは、社会のルール(法律)によって、ある程度修正が出来ると思っている。
 最低賃金にせよ、ある種の免税、課税措置にせよ、やろうと思えばこのストレスを薄める事は出来るはずだ。

自分が思ってることを自分より深く適切に言語化された文章を見る機会が近年どんどん増えていて、普段はそれを見るだけで満足していて同意を表明することも全然無いんだけど。私もそう思うだけでも言いたい気もしてたまには書く。ブクマとかトラックバックとかはしたくない。