月刊!スピリッツ_2019年10月27日発売号の感想

月刊!スピリッツ_2019年10月27日発売号

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今月の冊子の厚さが程良くて、毎回これくらいの感じでお願いしますって思った。買いに行ったのが遅かったせいか近所の書店では見つけられず、職場の近くでようやく買えた。

へんなものみっけ!

bigcomicbros.net今回は表紙!かわいい!しかも薄井さんが多摩モノレールに乗って高松に来てる!かなでの森博物館ってそういえばどこにある設定なのかしら。当然架空の地名だろうと思っていてあまり考えていなかったけど。検索すると津田沼に奏の杜って地名があるみたいね。その辺なのかな。南極北極科学館行ってみたいね。憧れの遠い地に行く感が「宇宙めし」めいてきた。南極に11回行くってすごいね。人生をかけているわ。薄井さんは行くことになるのかな。

重版出来!

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漫画家さんの考え方もいろいろあるのね。中田さんみたいな不安定な新人漫画家さんが、キャリアや立場がいろいろな人と関わっていくうちに視界が変わっていくの面白い。連載再開できるようになるのかな。河さんの書店計画も順調に進捗してる。取次の人って店舗レイアウトについても見識があるのね。私も以前書店がやってるイベントに行ってみようとしたことがあるわ。当日体調崩して行けなかったけど。そういえば書店の収入にもなるのね。知らなかった世界がどんどん見えてきていて面白いわ。

どんちゃん

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今回は喋るキャラクター同士の会話で台詞が多かった。喋っても面白い!ヌメット族という新しいカテゴライズが出来ているのね。うどんちゃんは泳げる特技を身に付けているんだ。成長しているのね。

グッバイ、ノーベル!

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生前のナヲキに詳しい人が会話に参加してきたから、ナヲキの社会的立ち位置が見えやすくなってきたわ。すずは今回の旅行の中でどういう思いがあってあの結論を出したのかしら。毎回続きが楽しみすぎる。

映像研には手を出すな!

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実写映画にもなるんだって!私は以前にこの写真を見たときに右の人(広瀬アリスさん?)がすごく金森さんっぽく見えたので、実写になるなら金森さんはこの人が適役だと思っていたわ。

乃木坂の人たちがやるみたい。水崎さんだけじゃなくて全員モデルさんみたいに見えない?
新作の作成も佳境に入っている感じ。百目鬼さんも専門性があって素敵ね。最近水崎さんの影が薄いわ。でもキャラクター描くのは水崎さんなんだっけ。今回は普通っぽい女の子が主人公になるのかしら。アニメ研が出てきた。映像研とは別にあるのね。そっちに入らず映像研を立てた理由ってあったんだっけ。この学校でのアニメ研は評論中心の活動なのかな。

プラネットガール

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私も超展開すぎてついていけないわ。砂鉄くん自身の持ち物って何があるの?家族経営の造船所の機材を使って調査とかやっていたのかと思っていたけど、そこを辞めてどうするつもりだったってこと?速やかに再契約とかしているけど、もともとどうするつもりで辞めるって言い出したのかがさっぱりわからなかったわ。ソラちゃんは相変わらず愛されキャラクター道を邁進しているわ。絵本の秘密って何なんだろうね。

夫を噛む

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今回が最終回だったわ。「第一部」ってことなので再開するのかしら?面白かったからまた始まってほしいな。ついに物理的に夫を噛んで独立を果たす藤花さんもなかなか良かった。夫は「先生の白い嘘」の早藤にキャラクター性が似ているね。善良な少年が女に痛い目に遭わされたので世を恨んで鬼畜になりました(元はといえば女が悪い)ってルートでしか男の悪を表すことは許されないものなのかしらね。「重版出来!」なんかではいろいろな人が出てきているから、漫画界にそういうルールがあるってわけでもないんだろうけど。痛い目に合わせてきた人とは全然別の人に暴力性を向けて良しと考えるに至った流れについては、もう少し筋道を立てて明らかにして、責任は本人に取らせる話が見たいものだわ。その点、和子さん夫のかっちゃんは自分で引き受けていて良かった。

おやすみカラスまた来てね

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何時何分っていろいろな場面が断片的に出てきて何なんだろうって思ったらこの前の北海道の停電の話につながるのね。「すすきの」しか地名がわからないので位置関係はいまいちつかめない。今回もまた、この人が紅央さん?で合ってる?って感じになった。出てくるたびに雰囲気が違うわ。災害にあった地域の人たちが、災害前と後とで大なり小なり日常が違ってくるの、日本中でずっとあるよね。ここの人たちもそうだったんだ、って思った。

こころのナース夜野さん

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看護師さんの立場から見るといろいろな人がそれぞれの理由で死にたがっていたり迷っていたりしていて大枠は同じように見えるけど、でもそれぞれの人との関わりにフォーカスすれば独自の理由とか経緯とかが見えてきて、それぞれ個別の対応が必要になってくるんだろうね。私は人付き合いは嫌いすぎるので臨床はほんと関わりたくないけど、実際こうやって一人一人に対応していくのを仕事にしている人もいて、やりがいの見出し方はそれぞれだねって思う。

新九郎、奔る!

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今月から荏原に赴任する新九郎の話になるのかと思ったら、時間が巻き戻った番外編だった。若い頃の須磨様も素敵ね。先月まで出ていた人たちがみんな少しずつ若いのがちゃんとわかる画力がすごい。そして連載が月刊スピリッツから週刊スピリッツに移るって!えー!もうこの先が月スピ上では読めないなんて悲しい。今回の話で生まれたばかりの赤ちゃんがこの前若くして亡くなったお兄さんだと思うと時間の流れが残酷すぎるわ。
浅茅さんは側室で新九郎を産んだってことだっけ。須磨様の新九郎へのこれまでの冷淡な対応も、そういうことかってつながる感じするわ。続きも読みたいけど、単行本とかで見るしかないかな。新作で月スピに帰ってくるということなのでそれを楽しみに待つわ。

きまじめ姫と文房具王子

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原稿用紙が素敵なものになり得るなんて考えたことも無かったわ。飾り原稿用紙とか初めて知った。私も原稿用紙なんて、もう見たくない何かかとばかり思っていたわ。真由美ちゃんの紀行文も素敵に出来上がると良いね。かの子先生が嫉妬しているとかも、第三者からはあっさり見破られているし、そんなものよね。大槻さんの職業が意外とすぐに明らかになった。「かの子ちゃん」とか馴れ馴れしくてキモいと思うけど、上手いイラスト描けたりとか多才で魅力的な人なのかしらね。蜂谷先生も嫉妬する側に回ったりすることになるかしら。そうなったら面白いね。

開口一番!

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以前にどこかの芸人さんインタビューで、世間で流行った自分のネタには自分が真っ先に飽きてくるっていう話があって、同じの何回もやらないといけないんだからそうかもしれないなって思ったことがあったな。落語家さんも練習も含めて何度もやらなくてはいけないし、試行錯誤もあるのね。私も落語は出来ないけどプレゼンはやるから、場を掴めていないヤバいなんとか巻き取らないとって焦りはわかるわ。それで繰り出した策をダメ出しされるってつらいね。若いうちは成長につながるかしら。

ヴィーヴル洋裁店

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フェミニズムの解読キーを自分の中に持つようになってから、こういう、物語中で、裸で恥じ入る役割を負わされてるのが女の体を持つものばかりというところに自分がムカついているということが自覚できるようになって大変スッキリしたんだよね。面白いと思って応援している漫画がこういう風に女体を見世物にするような出し方をしてきてムカつくのはこれが初めてでもないどころかよくあることだけど、何回あっても新鮮に怒りを覚えるものだわ。裸体を隠すために適当に仕立てた服なんてつまんないし。服飾のいろいろが面白いと思って読んでいるのに、女的な体を持っていると裸に剥かれて好奇の視線を浴びせられるってことをわざわざ示されるのがキツいものがある。

スノウボールアース

大作だわ。面白かった!「弥久」っていきなり語彙に無かったから調べてしまったわ。長いことって意味なのね。「大地の子エイラ」のSFバージョンのような面白さがあるわ。(私の中で一番面白いと思っている小説が「大地の子エイラ」なので、よく引き合いに出てくる。)凍り付いた地球の中で狩りで暮らしている小部族の中での役割分担とか葛藤とか時間を追っての状況の変化とか、すごく面白かった。絵も上手い!

マイガール

こっちは女の人生を男の間同士でやりとりするような旧来型価値観に基づいたエピソード中心でつまんなだわ。そんな中でも妹はわりと主体的に動いていたのは良かったし、こっちも絵が上手いけど。

阿吽

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儀式の荘厳さに圧倒されるわ。すごい。蛇から出てきた女の人って、前に山の上で会っていた人だっけ。初登場がたぶん読んでない辺りになるので、どういう立ち位置かまだよくわかっていない。空海の志とかを最澄に引き継いで終わるつもりが最澄の方が明らかに寿命が短いのでそうはいかなかったということ?空海弘法大師ならなんか長生きのイメージがあったから、こんなに生き急いでいるのが意外な感じ。

梵字の意味はわからないけど、読めないだけに絵の一部みたいで、お寺でお坊さんが集まってお経を上げている場にいる時の地響きみたいな感じが蘇る。孔雀王も読みたくなる。