あにうえ上映会_20190630

aniueshow.seesaa.net

研連上映会がなくなった後に立ち上がった自主制作アニメ上映会。研連の頃から偽ひでさんに都度の上映会情報は共有してもらえていたので、余裕が出来たら行きたいとはずっと思っていたけど10年ぐらいは行けていなくて、引越しとかしてようやく余裕が出てきたので上映会にも行ける感じになってきた。

といっても家を出るのは遅れて、開始時刻間際になってようやく出た。東工大はすごく遠いイメージだったけど、武蔵小杉で乗り換えてすぐだったので、思っていたよりずっと早かった。大岡山駅降りたらすぐだし。東工大は大学生時代に研連の委員で時々通っていたけど、あの頃の印象に比べてとてもおしゃれな建物になっていた。建て変わった?昼間に見ているから?(研連の集会はたいてい18時~とかだったので夜の記憶しかない)

◆ハイイングメッセージ
入ったときにやっていたのがこれ。最後の上映作品だった。これが長いから間に合ったという感じ。長いけど全然ダレなくて面白かった。クレジット見たら無敵動画堂さんで納得。ドミトルの時から、長いのに全然飽きないのをずっと出していてすごい。おばあさんと少女で声優さんの声の出し方が全然違っていて、おばあさんはいかにも年を取った風の喋り方だったので、おばあさん役の声優さん上手いなって思っていたら、最後のクレジット見たら同じ人がやっていたのでびっくりした。サザエさん宇宙戦艦ヤマト(だっけ?)とか、いくつかのアニメは主題歌の歌詞をもう片方のアニメと入れ替えても曲が成立するんだ!って、そんな観点で考えたこと無かったわ。その辺りで突如モリモリ動き始めるところが面白かった。

この後オンラインでアンケートの投票。IT化してる!良いね。

◆ユーリとティエッタ
前回のアンケート一位。遺跡のトレジャーハンターのお話。最初から最後まで画面が魅力的で面白かった。図書館でのアクションとか、描くこと考えるとちょっと舞台にしたくない感じなんだけど、いきなりそれで来る辺りがもうただ事ではないなって感じだった。その後も市場や酒場や遺跡とか、それぞれ難しそうな場面がシンプルな線で表されていてすごく動いていて、スタジオぽぷりさんも相変わらずすごいわって思った。
ところで主人公の子、こんなに動くのに何でスカート履いてることにしたんだろうって思ったけど、次の「アニメにかけろ!」も見て、動かしたい「人」の話がまずあって、そのガワとして女の子のスキンが選択されているという感じなのかなって思った。そういえば「映像研には手を出すな!」も、今までずっと男に割付られていたこの役割を女の子でやってくれたところが嬉しい、って思っていたけど、こういう感じで作られていたのかもしれない。

◆アニメにかけろ!
今回のアンケート一位。速報性がすごい。間に合わなかったのが見れてよかった。アニメ制作に賭ける熱血アニメ。「どんなに周りに嘲笑されても、自分が納得いくものを作るんだ!」ってまっすぐな台詞が印象的だった、けど、実際、自分が納得いくものが自分の手からは出てこない辺りがやっててつらいところよね...。あと現実には女子がこのようなリーダーポジションを取って維持し続けることは非常に難しいんだけど、制作物の中では女子が割付られるんだなって。「ユーリとティエッタ」の感想でも書いたけど、これはスキンなのかもしれないなって思った。

終わった後は雨も降ってきていたのですぐに帰った。会場では誰とも会わなかったけど、久しぶりの上映会は楽しかった。