きかんしゃトーマス
子供が延々とYouTubeできかんしゃトーマスを見続けているので、私もだいぶトーマス界に詳しくなった。隣でヘイデイやっていたりして画面はそんなに見ていないので、トーマスとエドワードの顔の見分けとかはつかないんだけど、喋りを聞いていれば、今誰が出ているかとかはわかる。
生まれながらの機能差や性能差をあるがままに受け入れつつ、閉じた世界で仲間同士うまくやっていくために必要なことを物語仕立てで教えてくれて、なおかつCGや模型の機関車がイキイキ動くって、なんて良コンテンツ...。
機能差を各々受容しているとはいっても、この世界では機関車>客車>貨車というあからさまなヒエラルキーがある。客車を引張る機関車が高等で、貨車引きはランクが低い。
あと働く場所によっても、お城>都市>港>鉱山の順で労働車の気品が低下していくけど、そっちはあまり表だった描写はされていない。
機関車たちのキャラクターがあまり固定されていなくて、トーマスや他の機関車が、仲間を大事にしたりからかったり、がんばり屋の面を見せたりさぼったりと揺れるのも子供のいろいろな面に寄り添っているようで心強い。
とにかくそんな感じでトーマスばかり見てる。私はコナー、ケイトリンとゴードンが好き。文句なく性能が高い彼らが活躍する話がイイ。私が特に好きな話はこの辺。
・はやすぎよおそすぎよ
・クリスマスの最終列車
・サムソンがおとどけ
私は最近twitterにはまってフェミニストの方々をフォローしまくって、今まで物語を見ていて引っ掛ったり苛立ったりしていたところが、ミソジニーとかジェンダーロールの押しつけという概念を知ってようやく苛立ちポイントが整理できた!と思ってスッキリしているんだけど、結局自分がストーリーとして好みなのは、マッチョとフェミニンなキャラクターが両輪で活動する話で、なおかつマッチョ寄りみたい。
女だから当然フェミニン側の役とか出来ない側の役とか、その辺を不可分扱いされると苛立つけど、そういうキャラクター性の人が個性のままに活躍するのは好き。いろんな機関車がいる中でアニーとクララベルがフェミニンなのんびり屋さんというのは、それはそれでイイと思ってる。