ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

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シリーズ4作目みたい。1〜3は見たことがなかったけど、休み取った日にちょうどいい時間にやっていたので見てきた。
今回はどっちかというとリアルスティールが見たかったけど夕方〜夜しかやってなかった。

トムクルーズが見分けられないので、最初に出てきた人がそれかと思っていたら開始後数分で銃で撃たれてしまって、こんなに撃たれても大丈夫なものなのかしらと思ったけど別人だった。アクション映画は普段ほとんど見ないので、冒頭から銃がパンパン発射されて人がどんどん転がっていくのに感覚がついていけない感じ。もっと1発ごとの発射が重たいものかと思っていたけど、扱い慣れている人の感性は違うな〜と。
オープニングはかっこよかった!映画の中のいろんなシーンが短くつなげられているので、全部見終わった今にまた見たい。

前作を見ていないので、牢破りをしようとしている人は顔から見て悪者に見えていたけど実は仲間だったり、最初のミッションを受ける頃にようやく彼らが主人公かーと理解できた感じ。でもトムクルーズは最後まで、これが?ほんとに?と思いながら見てた。私がこの人がトム・クルーズですと認識しながら見ていたのはトップガンのPVぐらいだから、イメージより年を取ってるわけだけど...。

モスクワとかドバイとかムンバイとか、興味はあるけど行くことはなさそうな、しかも行っても縁がなさそうなハイクラスの場所でいろいろ活躍するので、その場所それぞれの雰囲気が楽しめて良かった。ドバイってやっぱり周辺は砂漠なのね。モスクワも最近ちょうど米原万里の本を続けて読んでいて興味があったのでこういう感じのところか〜と思って。

小道具がいろいろ面白かった。だるまさんがころんだするためのスクリーンとか吸いつき手袋とか、この目的のためにそんな手段があるなんてと思うようなアイテムが。でもIT機器に振り回されている感がせっかくのカッコよさを削減してる気もする。どんな殴り合いでもスマホ的端末は離さないところとか、走ってる汽車に追い付くために人間は鉄柱を避けたりして必死なのに、認証システムは冷たくパスワード入力を求めてくる辺りとか、可笑しいような物哀しいような。もっと野性的な方がいいなと思いながらも、人間の体ってやっぱり弱いのね〜とも思った。車とか銃とかを取った側がどうしようもなく有利なのね。

いろんな場面でスリルもあるけど、基本的に主人公側の方が勝ちそうな感じがするので安心して観ていられて楽しかった。相手方はたいてい1人だけど主人公側は3-4人チームだし。金髪のアサシンはかわいかったのでもっと見ていたかった。いちばん組織力があって強敵に見えたのはあの病院に来てたロシア人の人だったので、最後がハラハラしたような物分かりがよくて物足りないような。