茜のフライト・ログ

茜のフライトログ (トクマ・ノベルズ)

茜のフライトログ (トクマ・ノベルズ)

裏表紙に載ってる、本文を一部抜粋した箇所があまりに無機質で説明的で、一体この文章からどういう内容の本だと推測すればよいのかさっぱりわかんないやと思ったけど、読んでみたら中は新人スチュワーデスの奮闘記みたいな感じで、飛行機の知識がなくても普通に面白かった。
今はスッチーとは言わずCAとか客室乗務員というのが普通だと神の雫にもあったし、この本で呼ばれてる名称も基本的にそのどっちかだけど、どっちを使うのがいいのかしら。あまり飛行機乗らないので、どっちも馴染みがない。
飛行機の機内で起きる事件は片付いたけど、茜がCAを目指すいきさつとか、ベテランスチュワーデスの魚住さんに対する若スチュワーデスの謎の敵意の解明とかはなされないままだったので続きがあるのかも。
専門家の起動が遅くて茜と一緒に苛々させられるけど、危ないところで専門性を発揮するのがかっこいい
スチュワーデスのお仕事が細かく描写されてるのも面白かった。他業種の話は面白いね。ベテランスチュワーデスというイメージが醸し出す威圧感って何なのかなーと思っていたけど、こういう仕事をこなしてきた結果かと思うと納得。