ドラゴンズ・ワイルド

ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

あらすじで読むと、自分がドラゴンだと知らされて世界各国のマフィアに狙われてからニューオーリンズに逃げ込むような感じだけど、実際は早々にニューオーリンズに来て、そこで狙われてる感じ。でもわりとのんびり過ごしているのでニューオーリンズの街の風景が楽しめて面白かった。
小さいトピックを次々出しては解決しながら、最後に序盤から出ていた大きい謎が片付く構成は楽しかったんだけど、妹のヴァレリーの地雷がどこにあるのかよくわかんなくて、何でそこでキレるのかがわからないとこも多かった。
ナザニエルって結局何だったの?ドラゴンの話は聞かされて戸惑う描写が多かったけど、妖術はなんか主人公が突然言いだしてあとはスンナリ受け入れられた感じが。ドラゴンでファンタジー世界に入ったから妖術も受け入れられる態勢になってるかというと、読んでるこっちはそんなでもなかったので、妖術で何ができるのかとか、何をしたかったのかとか、もう少し知りたかった気持ち。