大陸をかけるエイラ

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (上)

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (上)

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (中)

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (中)

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (下) (始原への旅だち 第 4部)

大陸をかけるエイラ―始原への旅だち 第4部 (下) (始原への旅だち 第 4部)

訳者が代わって読みにくくなった。エイラの一人称が「あたし」になって、全体に会話がかなりカジュアルな感じになったのは上巻を読み終わる頃には馴れたけど、"当然"とかそういう、普通に漢字で書けばいいような単語が何故か時々ひらがなで書かれてる感覚は馴染めなかった。あと、前の訳はとにかくツルツル読めたけど、今回のは、ここで書いてる「彼女」ってエイラのことを言ってるのかな?って状況がよく読み取れないときもいくつか。でも風景描写はわかりやすかった気もする。
第三部を読んでる頃から、旦那がちょいちょい、もう氷河を船で下った?と聞いてきていて、でも第三部にはついにそんな描写は無かったから、読んだのがずいぶん昔のようだから、船での川下りと氷河の上に登った話を混同してるに違いないと思っていたけど、この第四部の下巻で出てきた。氷河に登る方がかなり難儀していたので、登りきってから船で一気に滑り降りる方はちょっと楽しそう(^^)。
第四部はジョンダラーの故郷に帰るためのまる1年間の旅の様子がずっと。第二部でジョンダラーが会った部族の人たちに再会していったけど、もう誰がどんな人だったかさっぱりおぼえてない。手元に第二部があれば読み返しながら読めるとこだけど。図書館で借りたので持ってない。
ジョンダラーの往路の時にシャラムドイ族より前に会った、言葉があまり通じない部族のリーダーにジョンダラーが作った貸しってどんなんだっけ。
友好的な部族に会う→エイラの生い立ちが知れて断絶が出来る→なんとかなるのパターンが確立してきていた気がしたので、中巻の後半で遭遇する悪の女族長はやや新鮮。
いよいよ故郷に帰りついたけど、ここから先は評論社で出てないようなので集英社版にスイッチする予定。また訳が感じ違うのかな。