猫女

猫女 (双葉文庫)

猫女 (双葉文庫)

化け猫の呪いとしか思えないような怪現象にそれなりの説明がつくのはいいんだけど、そうすると化け猫が取り付いてるからという前提のヒロインの異常行動は、ただのおかしい人だったという結論になってしまうのかしら。それはそれとして化け猫の存在も否定出来ないという解釈で捉えた方がいいのかなー。
ヒロインが知人と同姓同名だったので、個人的には出だしがいちばんインパクトがあった。知人といっても一歳児だから、印象が被るところは無いけど。最後は影が薄かったので、ミステリアスな美人路線でもっと話の中心にいてほしかった気がする。